2015年12月8日火曜日

バラ雑談:青いバラ

今朝も祖母の通院の送迎

治療を待っていたら、看護師さんから、青いバラって作れないんでしょう?と話しかけられました

青いバラと言えば、不可能の象徴として知られています
それは、バラには青色の色素が存在しないからという理由です

さて、バラ好きな方はご存知でしょうが、青いバラは存在します
サントリーが開発した、サントリー・ブルー・ローズ「アプローズ」です

遺伝子組み換え技術によって、パンジーから青色色素をバラに与えたもので、14年もの歳月をかけて開発されました
これは、花弁に青色色素が存在する、正真正銘の青バラです
それまで、青バラとして作出されたのは、いわば「青っぽいバラ」で、赤色色素を抜いているものでして、藤色や紫色のものです

では、遺伝子組み換え技術に頼らない方法での青いバラの作出は不可能なのでしょうか?

近年、人口交雑により作出されたバラから、本来存在しないはずの青色色素「ロザシアニン」が発見されたとか
このロザシアニンを含むバラは、花粉が少ないようで、交配親としては優れていないのが現実なようですが、人工交雑によって青いバラを作出できる可能性の一つとして、バラ育種家にとっては朗報であると言えますね

さて、青いバラとして知られるバラは色々ありますが、ブルーヘブンというバラがあります
河本バラ園作出のバラで、カインズホームのバラカタログにも載っているのですが、水色のような色彩でビックリします
ちなみに、来年1月末まで注文は受け付けているようなので、興味がありましたら是非どうぞ
性質が弱いそうなので、栽培技術が未熟な僕は、まだ手を出さないでおきます

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